ロンドンのキツネ

ロンドンでキツネが繁栄してるんだって!?

この10年くらい ロンドンの町にキツネが住み着いているんだって。
およそ1万~1万2千頭 いるんじゃないかと推測されるそうだ。
ロンドンの人口は約800万人。
東京よりちょい少ないが 大都会であることに違いない。

一昔前、ロンドンは宅地計画でずらーっと並んだ庭付きの家をたくさん造ったそうな。
一直線に並んだ家々の庭は向かい合わせになっていて、上空から見るとまるで緑の川若しくは道が続いているようだ。
そしてロンドンにはたくさんの大きな公園がある。
ロンドンの「一人あたりの緑地占有面積」は東京のそれの10倍なんだそうだ。
公園と住宅の庭の緑の道が、網目を張り巡らした地下鉄の如く続いている。
イギリスはガーデニング愛好家が多く、自然志向のイングリッシュガーデンが造られ手入れされている。
コンクリートで固めたりしないんだね。
庭には大抵 納屋があって、その床下がキツネの巣になっているんだと。
ヤブのようになった庭の隅なんかにも巣があった。

ロンドンに住むキツネのご飯は、80%がネズミ、鳥。
繁華街に繰り出して・・・そこが狩猟場になる・・・ネズミを捕る。
公園で鳩を狙う。
残りの20%は昆虫やガーデナーが作った堆肥、土に生息するミミズなどや、飼い猫に与えられる猫ご飯、だそうだ。
因みに、ロンドンの猫はかなり野良飼いされているらしく、「猫にえさを上げる住人」・・・・といって映し出された画像は、どれもこれも 庭に缶詰のご飯を入れて置いていた。
日当たりの良い屋根の上などは、猫とキツネが場所取り争いをしていたり。
猫の飼い主が まだよく獲物を獲れない若い子狐のために、猫ごはんを多めに入れてあげるんだって。
・・・・それにしても。
猫が人間に缶詰のご飯をもらい、野生(一応 野生なんだよ、町に住んでても)のキツネが町のネズミを獲る。
なんだかなぁ、ちょっと 笑える。
ロンドンの人達はキツネに対し、かなり友好的ではあるが、中には小さい子供がいたり、ペット(うさぎや小鳥)を飼ってる人は、少々脅威を感じているらしい。
自分の家の庭にキツネが巣を作らないよう、キツネ保護団体に頼む人もいるらしい。

野生の動物が人の暮らしの中に入り込んでくる。
人の造った環境を上手く利用して、生き延びようとしているんだ。
カラスもネズミも人の近くにいる。鳩もそうだ。鳩を狙うカモメもくる。
断崖のかわりにビッグ・ベンを利用するハヤブサもいる。
そして、キツネも。
なかなか 逞しい。

キツネにとっての天敵のワシなどの動物はいないが、巣立ったばかりの若いキツネの半数は車の事故で死んでしまうそうだ。
そうだね・・・車が一番の天敵だね。
ロンドンに生きるキツネの寿命は平均2年。
短い寿命の中で、大人になり繁殖相手を探し、次の世代を育む。

このバランスが保たれていくだろうか?
人がキツネを「害獣」とし、「駆除」するような事態にはならないだろうか?
人間とキツネが ロンドンでこのまま共存していけるのだろうか?
模索の日々。

画像は ロンドン・・・ではありません。
日本です。富士山。東京にキツネ・・・はありえないだろうなぁ・・・・。
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  by nekohime666 | 2012-09-06 01:09

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